2018年09月13日

モンゴルビジネスセミナー&交流会に参加しました

2018年9月5日(水)13:00〜TKP市ヶ谷カンファレンスセンター3F.にて国際協力機構(JICA)の主催で「モンゴルビジネスセミナー&交流会」が開催され、参加しました。

開会の挨拶(田中伸一JICA参事役)に次いで第一部「モンゴルビジネスの魅力と問題/日本センターの支援」と題して中村功JICAビジネス交流支援専門家の講演が行われた。

*モンゴルの経済の牽引役は鉱業で輸出額に占める割合は91%。その為、国の経済は鉱物の価格変動に大きく左右される。鉱業以外の分野の成長育成が今後の鍵となる。
*相撲人気からか親日度は最高レベルでポップカルチャーフェスティバルも毎年、盛大に開催されており、最近では仮想通貨のマイニングファーム等の進出等も見られる。
*問題点は成功している日本企業が大変少なく、原因は以下の課題があげられる。
@国内マーケットが小さい:首都のウランバートル市の人口は140万人。周辺都市へのアクセスが良くないので商圏に含める事が出来ない。
A内陸部の為、高額な輸送コストがかかる。
B商習慣の違い:契約や仕事に対する意識の違い。契約はこれから話し合いがスタートする程度の意識なので常に最悪の状況になる事を想定しておく。
*失敗から学ぶ事例:A社の社長が日本で知り合った、日本語が胆嚢で在日期間の長いモンゴル人に出店後の運営を任せたらすぐに大赤字に・・・簿記が全くできず、仕入担当者などは仕入先からワイロを受け取るのはモンゴルでは常識で罪の意識も無いので店は繁盛しても利益につながらない(モンゴル人の常識を覆す為には優秀な日本人の常駐が絶対条件でお金の管理は全て日本人が行う事が重要)。法的に問題が起きても訴訟側弁護士と告訴された側が共謀する事も珍しくなく、裁判長さえも疑わしい場合が多々ある事を記憶しておく事も重要)。何よりも性悪説に立って物事を判断する。日系進出企業の90%は失敗に終わっている実績がある。
*海外企業の成功例(特に韓国の躍進が際立つ):トムントムスコーヒー(韓国系:25店舗)、カフェベネ(韓国系:24店舗)、イーマート(韓国系スーパー:2店舗)、サークルK(米国系:5+3店舗準備中)、その他、韓国系コンビニが多数出展して成功を収めている。

次いで第二部は「モンゴル進出企業の為の法律講座」と題して大正法律事務所の岡英男弁護士が講演。2010年から2015年までJICAの専門家としてモンゴル最高裁に赴任。モンゴルで初となる調停制度を確立する。モンゴル在住で奥様はモンゴル人。

「法律家とどう付き合うか?」:
*弁護士:日本語を理解して法的な知識も有る通訳を探すのは難く高額。弁護士費用も外国企業や外国人に対しては国際基準が適応されるので決して安くない。日本企業や大使館等からの紹介が良い。
*公証人:身近な法律家としての公証人。費用は法的規定が有る為、比較的に安い(1回500円程)。
探し方は弁護士同様信頼できる所の紹介がベスト。安価なので何でも公的証拠とする為に公証の証書としておく事が大切(車購入や住宅賃貸、等)。 
*警察官:時としてワイロで買収されて取り立て役をする時も有る。
*執行官:日本では執行官の取り立て等は歩合制なので年収2千万円を超える高給取りもいるが、モンゴルは固定給の為、執行官の勤労意欲がわかずにもたつく感がある。 
*裁判官:裁判官の独立は法律で認められているので個人の判断で法解釈が自由に出来る為、いいかげんな判決を出す事も珍しくなく、控訴の約半分は控訴審でひっくり返されるので最高裁まで行くケースが多い。裁判官にもワイロを贈るケースも多々ある。
*会計士:目的にあった会計士を探す(労使・雇用問題/社会保険の問題、等。)
*公務員:いたる所でワイロを要求されるので必ず録音して内容を公証人に依頼し、証書にしてもらう事が大事。

「どうやって問題解決するか?」: 
*実力行使:元相撲取り等が取り立て業者となっているケースも有ると聞く。
*話し合い:話し合いの結果は直ぐに公証役場に行って公の文書として作成する事が重要。
*裁判:管轄の問題で例え東京地方裁判所で判決が出た場合でも実行の強制力は無いので無効に等しい。時間と費用がかかる。
*調停:時間、費用、秘密、関係性、執行等にメリットが有る。
*仲裁:国際仲裁の判決もウランバートルの高等裁判所の能力が低い為に頼りにならない。
*事前の調査:転ばぬ先の信用調査はほぼ無理と考えた方が良い。

結論:日本人とモンゴル人の常識ギャップが大きく、GDPも日本の約1/10程度なので契約金額等も日本基準の1/10と考える必要があり、万一のトラブル発生時にも司法制度が日本と大分異なる事からJICA等の政府系事業(助成金事業)以外は採算性を取る事は非常に難しいと感じた。地理的にはロシアと中国に挟まれた国なので両国を相手に出来る様に地図上からは見えるがモンゴルだけでも広大な大地なので物流コストが無視できない。陸路もロシアルートと中国ルートの2本しか無く、ロシアルートは書類審査等で時間がかかり、いつになったら到着できるか判らない。モンゴルでビジネスを成功に導くのは奇跡に近いと感じた。日本語の判るモンゴル人も会場に来ているので岡弁護士も大変話しにくそうだったのが印象的だった。

*モンゴル企業のプレゼンテーション風景
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キッチン家具製造販売 Doloon Boldog LLC
Mr. Ganbat Samdan CEO

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ソーラーパネル製造販売 Sopoco Co., Ltd.
Mr. Sodnomtseren Manlai CEO

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浴室、洗面所製品製造販売       
Mongol Bath Construction LLC     
Ms. Jadamba Munkhtsetseg 社長      

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電気、水道、セキュリティー機器設置業
Neu Kraft LLC
Ms. Lamjav Munkhtuya 社長
posted by 株式会社アサノ不燃 at 11:47| Comment(0) | 日記

2018年09月04日

「環境ビジネス海外展開セミナー in かわさき」に参加して来ました

2018年8月28日(火)14:00から川崎フロンティアビル2階「KCCIホール」にて
川崎市(かわさきグリーンイノベーションクラスターセミナー運営事務局)の主催で「環境ビジネス海外展開セミナー」(ASEAN諸国と台湾の最新情勢と成長投資構想)に参加しました。川崎市近辺の中小企業経営者を中心に約150名が出席。先ず最初に開会挨拶が川崎市経済労働局国際経済推進室の折原綾子室長よりあった。
次いで、「ASEAN諸国の経済概況」報告説明が国際機関「日本アセアンセンター」と題して貿易投資部、投資担当部の中西宏太部長代理から報告が行われた。日本アセアンセンターの運営は日本国政府とアセアン10か国の出資で運営されている国際機関です(東京都港区新橋6-17-19,新御成門ビル1階)。ASEAN諸国の経済規模の実感は2018年の日本に比べてベトナム(1961年)、フィリッピン(1863年)、インドネシア(1968年)、タイ(1975年)、マレーシア(1989年)となり、現代とのギャップを意識して対応する事が大切との事。
二番目は「台湾でビジネスをしてみませんか?」(日台企業連携によるグローバル市場の開拓)と題して台日産業連携推進オフィスのプロジェクトコンサルタント坂井賢司氏(元ソニー取締役、台湾ソニー元社長/台湾の日本商工会議所元会長)が世界の窓口としての台湾企業の魅力を解説。東日本大震災では台湾国民からの寄付金が200億円で最も多額の寄付が集まり、国をあげて日本を助ける活動が広まった程、親日感情が強く、ビジネス環境としては他のASEAN諸国に比べて大変良好で中国の入口としての役割も活用できるのが最大のメリットなのでパートナーとしては最適な環境に有る事を力説。ネット社会ではあるが、パートナー候補者との顔合わせで人間的な相互信用の確立がその後のビジネスの諸問題解決の鍵となるので余りネットに頼りすぎない様にする事も大切とのアドバイスも。
最後に「産業革新機構の環境関係の投資実績と振興国進出に関する成長投資構想」と題して株式会社産業革新機構、ベンチャー・グロース投資グループの佐藤哲ディレクターが講演。株式会社産業革新機構は日本政府から2,860億円、民間から180億円の資金を基に1兆円以上の投資を行っており、投資会社にも投資している政府系の投資会社。主にインパクト投資(教育や福祉等の社会的な課題の解決を図ると共に、経済的な利益を追求する投資行動)を中心に投資中で約40億人のBOP(年収US.3,000ドル以下)を対象にしている。日本企業の多くの失敗例はオーバースペックと現地感覚での高価過ぎる値段設定。
性能が良いので値段が高くなるのは当然、と言う論理は通用しないので注意が必要。(多少性能を落としてでも現地の人達が入手可能な値段設定に知恵を絞る事が大切)。
セミナー後の海外展開相談会にも参加して講師の方々とも名刺交換をさせて頂き、アセアンセンターや日台オフィスの主催するイベントに積極的に参加して直接、顔を合わせて海外へのアプローチをかける事が肝心と感じた。

                               (ロミー)
posted by 株式会社アサノ不燃 at 12:24| Comment(0) | 日記

2018年08月28日

「第19回 異業種フォーラム2018 in あだち」に参加して来ました

2018年8月25日(土)12:30〜17:30、シアター1010ギャラリー(北千住駅西口、マルイ11F.)にて足立区とあだち異業種連絡協議会の主催で「第19回異業種フォーラム2018inあだち」が開催され、参加して来ました。
足立区を中心とした中小企業の経営者達約150人が参加した熱のこもった集いで、先ず最初に近藤足立区長の挨拶があり、次いで出席者が22のテーブルに分かれて各テーブル毎に自己紹介/名刺交換が行われ、それが席を変えて3回行われ、最後に各参加者の誕生月別に分かれて交流会が行われました。

第一回目はB-2テーブルで参加者は行政書士事務所のI所長(相続、遺言、成年後見、離婚、等の相談受付)、アパレル業のA社長、製箱業のA社長、書道家のYさん、印刷業のS社長、の5名と名刺交換。
第二回目はF-1テーブルで参加者は店舗コンサルタント業のT氏、金属加工業のK社長とF社長、印刷業のT氏、方位や運勢を取り入れた経営コンサルタント業のW社長の5名と名刺交換。
第三回目はG-1テーブルで参加者はイベント業のF代表、製造業のA氏、フランス人コンサルタントのJ社長、貸スペース業のT運営責任者の4名と名刺交換。
交流会は11月生まれのテーブルで参加者は弁護士事務所のI弁護士、梱包資材業のK氏、鋳造所のS若社長、ワイヤー製品製造業のM社長、デザイン事務所のT社長、シャッター製造業のS氏の6名と名刺交換。

昨年は製造業の社長の参加が多かったが、今年の交流会は様々なコンサルタント関係の人が目立って多くなったと感じた。足立区女性異業種交流の会のメンバーも参加したので女性ビジネス起業家の参加も増えた様に感じた。

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posted by 株式会社アサノ不燃 at 11:51| Comment(0) | 日記